ホッパー不良について
1.ホッパー不良!
「本日、スロットの誤差が6000枚のマイナスとなりました。」
このような経験は多々あると思います。
では、一体何が原因でしょうか?
ここではその原因の一つであるホッパー不良についてお話ししたいと思います。

■調査■
例A
従来のコンピュータ
例B
弊社ホールコンピュータ
1 ホールコンピュータのデータを見る ホールコンピュータのデータを見る
2 全台サンドを買う(1000円) ホッパー秒数を見る
A番台がおかしいと判断
3 スロット台に50枚投入
クレジットをキャンセル
A番台の不具合箇所を調査
(15枚払い出しのところ17枚払い出しをしていた)
4 各台の払い出されたコイン枚数を調査
(50枚以上払い出しをしていた)
-----
5 A番台がおかしいと判断 -----
所要時間 スタッフ全員で約3時間 約3分

この例Aと例Bの差は歴然としています。
特にスロット専門店やスロット台を多く設置しているホールでは、営業中・閉店後の作業に大きく響いてきます。
例Aと例Bの差は何だろうと考えた時、ホッパー秒数に気づかれたと思います。
次はホッパー秒数について触れたいと思います。
2.ホッパー秒数とは?
ホッパーからの払い出しが正常かどうか 検出する方法はないだろうか?
と思われたことがあるでしょう。
ホッパーから払い出されるコインを1枚ごとカウントできれば、過剰払い出し・ ホッパー自体の故障を防げますが、実際には思うほど簡単にはいきません。
光センサーをホッパーの払い出し口に取り付ける方法も考えられますが、ホッパー自体を加工して、取り付けなければならない上、機種によっては取り付けられないものも出てくるでしょう。
しかも遊技台を加工することはできません。
そこで何か方法はないものかと考えた時、コイン1枚を払い出すのにかかる時間を検出するように検討してみました。

■弊社製品の機能
センサ(電流センサ)をホッパーのモータに取り付け、ホールコンピュータ上で、IN・OUTの枚数の秒数を検出します。ただ、ホッパーが動作する時の枚数がまちまちなので、ホッパーがほぼ一定に動作する時がないかと考えた時に、REG中およびBIG中はほぼ一定に動作することに注目しました。
ホッパー動作時間・ IN枚数・ OUT枚数
この三つの情報を取得し、計算することによりコイン1枚当りの動作時間を出すことができるようになります。
■サンプルデータ(実際のデータを元に作成)
台番号 アウト セーフ BIG REG ホッパー秒数
1 18872 21739 33 7 0.10
2 20895 15916 15 8 0.11
3 24675 22000 27 7 0.10
5 23059 24125 35 6 0.10
6 19880 16769 19 7 0.10
7 20283 24424 40 4 0.11
8 21243 23529 35 8 0.11
10 17983 17856 24 5 0.11
11 17558 14993 17 6 0.13
平均 20494 17536 27 6 0.10

同一機種であればサンプルデータのようにホッパー秒数がほぼ同じになります。
そこで、台番11は0.13の値を出しています。この値は15枚の払い出しの時、約17枚から20枚の払い出しを行っていることを意味します。

例えば、BIG中に、15枚の払い出しが24回あったとします。本来なら360枚の払い出しが、17枚払い出されていた場合、408枚払い出されていることになります。この時48枚の誤差玉が発生するわけで、BIGが30回かっかた場合、BIG中だけで1440枚の誤差玉が発生します。

通常の機種はその機種の平均値プラスマイナス0.01秒でおさまり、平均値より0.02秒以上誤差のある場合そのホッパーをチェックする必要があります。
実際、誤差のある台でクレジットキャンセルをし、そのコインを払い出させると、ホッパーが詰まりやすい/過剰払い出しを確認できます。

ホッパー秒数を検出できることで、ホッパー自体の不良及び、誤差玉の原因を早期発見することができます。
3.結果
従来、誤差玉の原因追求には多くの人員と時間を費やしていました。
そして原因がみつからない場合、直接売上に響いてきます。
仮に、上記のサンプルで一日一台で1440枚の誤差があるとします。
お金に換金すると等価交換で28800円、10台で288000円お客さんに渡していると考えれます。
当然無駄な営業だと思います。
このような現象を放置していいのでしょうか。